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ホワイト企業よりブラック企業の方が儲かるのか

ホワイト企業よりブラック企業の方が儲かるのか

Shaer
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 ブラック企業と呼ばれる会社が残業代未払いや法定労働時間の超過、有給休暇を取得させないなどブラックな行為しているのは、きちんと残業代を払ったり法定労働時間を順守するよりも儲かるからそうしているのだろうか。

 ひとくちにブラック企業と言っても売上や社員数の規模が異なるので一概にこうだとは断言できないが、短期的な目線では目先の利益が得られるが故にブラックな労務環境を続けている企業が少なくないのではないでしょうか。

 しかし短期的には利益が得られたとしても長期的視点ではどうでしょうか。ブラックな行為で得た利益と社員の休職や離職に伴う採用コストの負担を差し引いたらそれでも利益が残るのでしょうか。仮に利益が残るとしたら、それならブラックでも良いのではないか、企業が利益を優先するのは当然だ、と考える向きもあるかも知れません。

 しかし、企業の真の目的は企業の永続性にあります。利益は事業継続のための手段に過ぎません。そこが入れ違ってしまうと本末転倒の結果を招くのではないでしょうか。

 いくら利益があがっていても企業としての評判や信頼を落としては継続できません。ブラックでもいいから働きたいという人は年々減っていくでしょう。法令違反に対する罰則も厳しくなっていきます。社会的にもホワイト企業、優良法人への期待が高まりつつあります。今はブラックな体制でやり過ごせてもやり過ごせない時が早晩訪れるでしょう。

 近い将来の時流を考えると今がブラックからホワイトへの転換点と言えるのではないでしょうか。

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