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デスクワークでの集中力を高める方法

デスクワークでの集中力を高める方法

Shaer
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 体力増進のためにジョギングをしている、そんなビジネスマンが増えています。街中でランニングギアで身を固めて走る姿を男女問わずよく見かけますし、皇居ランをしてから出勤する人も多いようです。

 仕事の体力をつけるためにジョギングを始める方が少なくありませんが、一方でジョギングを始めてから逆に体調を悪くしてしまう事例がよくあります。膝や腰を痛めたとか翌日疲れて動けないとか、かえって寝つきが悪くなったなど

 ジョギングは健康に良いと言われているのに、なぜ調子が悪くなってしまうのでしょうか。それは、ジョギングで体力を消耗させてしまうからです。

 ジョギングは有酸素運動と呼ばれる運動で、走りながら酸素を体内に取り入れることでエネルギーを消費していきます。その結果、体力は消耗することになります。体を動かすことは健康に良いですが、体力を消耗するほど運動しては健康に響いてしまいますし、硬いアスファルトの上を走ることで膝や足首には大きな負担がかかります。

 特に慢性的に疲労状態にある方や不眠がある方は注意が必要です。さらに疲労が増してしまい悪化させてしまう危険性があります。

 また、現在休職、離職されていてこれから復職へ向けて体力をつけようとしてジョギングをする方もいますが、これも消耗させてしまっては本末転倒です。

 そもそもビジネスマンの場合は、勤務時間中に有酸素状態になることはありませんので、ジョギングなどの有酸素運動が働くために体力をつけるという目的に合致していません。多くのビジネスマンはデスクワークが中心かと思いますので、元気に働き続けるために必要な体力は有酸素運動の体力ではありません。

 ビジネスマンにとって本当に必要な体力は、集中して座り続ける体力です。走る体力ではないのです。勤務時間に走る作業がある職業なら話は別ですが、そういう職業を除いて多くの場合勤務中に走ることはないと思います。

 業務の実際に即したかたちでビジネスマンが体力を養うとしたら、座禅をすることが最も適したものになります。呼吸を整えながら姿勢を保ち集中し続けることで、長時間のデスクワークに耐えうる力が養えます。座禅は慣れないうちは辛いかも知れませんが、呼吸をゆっくりすることでジョギングのようにたくさん体力を消耗することはありません。

 むしろ、ゆっくりと少ない呼吸は気の巡りを良くする効果があります。座禅というと難しそうに思うかも知れませんが、正座でなくても普段使っている椅子に座って目を閉じて深くゆっくりと呼吸をする、それだけで十分です。正座や瞑想を必ずする必要はありません。

 最初は5分間でもきついかも知れませんが、少しずつ時間を伸ばしていきます。15分続けられるようになったら、かなり集中力は増しているはずです。自宅でも職場でも移動中でもいつでもどこでも手軽に実践できます。毎日少しずつ習慣にすると良いでしょう。

 私はこの椅子をつかった座禅をビジネス座禅と呼び、多くのビジネスマンの方に紹介しています。

 デスクワーク中心の方には、ジョギングよりも座禅をおすすめします。

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