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社員がメンタル不調になったときの改善策

社員がメンタル不調になったときの改善策

Shaer
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 近年、社員がメンタルの不調を訴えることは珍しいことではなくなりましたが、いざ社員のメンタル失調に直面してどうしようかと困ってしまう経営者さん、人事担当者さんは少なくないでしょう。

 目に見えない症状だけに怠けているだけじゃないかとか甘えているのではないかという誤った印象を持つ人もまだまだ存在しますが、メンタル失調は対応を間違えると病状を悪化させてしまう危険性もありますので正確な状態の把握が必要になります。

 メンタル失調を正確に把握するには、メンタル失調とは何かを知ることが大事です。

 メンタルの失調というとうつ病や不安感、パニック発作など心療内科や精神科で診てもらってというふうに考えがちですが、ここでひとつ大きな誤解があります。現代の医学や心理学では心と体は別々に捉えることが一般的になっていますが、本当は心と体はひとつのもの、体から心が発せられるということです。

 メンタル失調は心の病だから体は元気かというともちろんそんなことはありません。メンタルの症状と共に疲労感や倦怠感、不眠、頭痛、めまいなどの身体症状を伴うことがほとんどです。むしろ身体症状が先に発症しさらに体力が消耗した結果メンタルにも支障をきたすという経過をたどることが一般的です。

 従って社員がメンタル不調に陥った際にとるべき対応は、まずはこれ以上体力を消耗させず体を休めることが先決になります。

 残業が多い場合は残業を禁止して定時で帰宅させる。定時で退勤させても回復しない場合は時短勤務にする。時短勤務も不可能な場合は数日休ませる。数日の休息でも回復が思わしくなければ休職させる、という具合に体力の消耗度を減らしていきます。

 体と心の状態は相関しています。体を酷使ししたままメンタルだけを治そうとしてもうまく回復しません。消耗した体力が回復すればメンタルも並行して上向いてきます。

 社員のメンタル失調を改善するには、まずは体を休ませてあげることをおすすめします。

 

 

 

 

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