近年、健康経営に取り組む企業が徐々に増えています。一方で健康経営という言葉は聞いたことがあるけれど具体的に何をするのかわからないという人はまだ多いようです。
では健康経営とはどんな経営手法なのでしょうか。端的に言えば、社員の健康を経営的な視点で捉えて会社を発展させる経営手法です。
企業が健康経営に取り組むことで３つのメリットがあります。
１つは企業にとってのメリットですが、健康経営を実践していることで社員の欠勤や離職を減らすことができます。そうすることで企業イメージも向上し優秀な社員が集まりやすくなります。
次は社員にとってのメリットとして、健康経営に一人ひとりの社員が取り組むことで生産性やモチベーションの向上、生きがいの醸成につながります。
さらに大きな視点では、健康経営を実践する企業が増えることで病気になる社員が減り医療費削減につながり国益に寄与します。また安心して働き続けることができる社会制度の構築が目指せます。
つまり、健康経営に取り組むことで企業、社員、国の三方良しが実現します。自社の業績を発展させるだけでなく、社員の健康と幸福、国への貢献も実現します。
健康経営は単に自社の業績、利益を増やす経営手法ではなく働く人と社会を良くする経営手法と言っても過言ではないでしょう。
ひとつでも多くの企業が健康経営に取り組むことで私たちが住む社会、労働環境はもっと良いものになると期待せずにはいられません。
